2007年07月14日

仮面ライダー電王
第21話「ケンカのリュウ儀」

<<「仮面ライダー電王」各話レビュー目次を見る>>


「侑斗くんが変身したのは『ゼロノス』

 オーナー曰く、デンライナーにおける電王のような存在。
 しかし、何故侑斗が、というのはやはり謎。

 っていうか、あんたら顔近すぎ!
 オーナーとハナ姐さんと良太郎って、どんだけ濃いトライアングルなんだよ!

 とにかくオーナーが言うように、現在はっきりしているのは、

・2007年から消えた「桜井さん」は、過去のいくつかの時間に存在。
・現在にはイマジンと契約しゼロノスの力を持つ「侑斗」が存在。


 ってか、オーナー何故踊る!?
 しかもリュウタと息ピッタリだし!

 侑斗は侑斗で、デネブにカードで負けてプロレスで仕返しして大はしゃぎって、子どもか!
 こいつ、精神年齢はリュウタといい勝負ですね。
 そんな侑斗にキッチリ付き合うデネブいい人過ぎ。

 「侑斗」は十数年前の若い「桜井さん」ではないか、というオーナーの推測を、認めたくない良太郎。
 確かに侑斗を自分の義兄とは認めたくないわなぁ。

「推測できることは何もありません」
「そのうち時間が明らかにしてくれることでしょう」


 要するに、最終クールまで黙って見てろってことですねオーナー。

 それはそうと、録画で見返してハッとしたのが、リュウタに預けたステッキを、オーナーが指パッチンで取り返すシーン。
 コミカルな演出やオーナーの見事なステッキ捌きで騙されそうになりましたけど、これって人を指パッチンで踊らせるリュウタと同質の力じゃ無いですか!?
 この直後、あのリュウタが脱力してひっくり返ってるし!
 やはりオーナーも普通の人間では無さそうです。

 良太郎とハナ姐さんに、「あせらないことです」と念を押すオーナー。
 ゼロライナーと共に消えた時間は、本当にハナ姐さんのいた時間なのか?
 そして、侑斗の名をつぶやくリュウタ。なにやら危険な予感がします。

 一方、問題のゼロライナーでは、車内をせっせと片付けるデネブと、相変わらず機嫌の悪い侑斗。
 前回の良太郎の言葉が、侑斗に棘のように突き刺さり……。

 ところで、OPラストのダンスの配置がちょっと変わってる?

 OP明け、侑斗が一人でデネブとケンカしながら(変な日本語だけど間違ってないよな?)歩いていると、突然倒れる路上販売のサラリーマン。

「僕は桜井侑斗。困った人を助けるのが趣味です」

 デネブが演じるこの侑斗って、やはりデネブの理想の侑斗なんだろうな、と思ったり。
 それを実際の侑斗に重ねてしまうのが問題なんですよねぇ。
 あれですね、好きな人やアイドルを必要以上に美化してしまうのと同じ心理ですね。現実はそんなに綺麗じゃないぞ。
 それにしても、デネブキャンディーはどこからでも出てくるなぁ。

 その頃デンライナーでは、リュウタが床に寝そべってお絵かき。
 楽しそうなリュウタとは裏腹に、ハナ姐さんの話は重いです。
 イマジンが過去を変えたことで、「無かったことにされた」ハナ姐さんの時間。
 しかし、消えたはずのゼロライナーが存在するということは、もしかするとハナ姐さんの時間も……?

 良太郎に余計な負担をかけまいと、気丈に笑顔で振舞うハナ姐さんが切ないです。
 いつものバイオレンスは微塵のかけらもありません。

 一方、勝手に人助けを買って出たデネブを置いて、一人立ち去る侑斗。
 デネブの「大丈夫だぁ」のイントネーションは、やはり大塚さんが狙ったんでしょうか。
 で、一人残され途方にくれるデネブの目の前に、虎の着ぐるみが。

 デンライナーでは、ナオミ嬢に風呂から追い出された3タロス。
 風呂あったのか!?
 文字通りのゴウカ列車ですね、デンライナー。

 それにしてもウラ。その腰に巻いたタオルに、今更一体何の意味が!?

 それとモモ、お風呂で泳ぎの練習って、やっぱり気にしてたのね。
 それはそうと、ウラの出汁ってどんな味だったんでしょう。
 ちなみに実際の「まる鍋(スッポン鍋)」は、土鍋をコークスでガンガンに熱して作りますので、お風呂の温度ぐらいじゃ本当の味は出てないと思います。

 とかなんとかやってるうちに、リュウタの絵を踏んづけて大喧嘩になるモモタロス。
 そこまではいつもの光景なのですが、ウラが見つけた一枚の絵がかなり危険。
 描かれていたのは、ゼロノスを倒すガンフォーム
 絵のタッチは微笑ましいのに、内容は微笑ましくねえ!

 良太郎とハナ姐さんがデンライナーから降りた先は、排水溝の蓋……っておい!
 別に扉の体裁じゃなくてもいいのね。

 リュウタが愛理姉さんをめぐって侑斗に嫉妬していることに、危機感を募らせる良太郎とハナ姐さん。
 今のところうまくやっているとは言え、リュウタが制御不能で危険な存在であることには代わりが無く。
 ストッパーになる愛理姉さんが、逆に暴走に引き金にもなりうるということで、できるだけ刺激しないようしたいのですが……。

 その頃、虎の着ぐるみを着て、「じゃぽーね製菓の七夕お菓子セット700円」の路上販売を手伝うデネブは、飛来したイマジンの気配にも気付かず……ってどんだけ鈍いんだよイマジンの癖に!

 で、七夕ということで、ミルクディッパーにも笹飾り。
 そして、短冊をめぐって激しいバトルを繰り広げる三浦と尾崎。
 三浦の短冊が「悪霊退散」、尾崎の短冊が「愛こそすべて」。
 他の短冊のほとんどは、愛理姉さん宛のラブレターと化しております。
 その愛理姉さんが七夕のロマンに思いを馳せていると、そこへ侑斗が現れて……。

 相方のデネブは、路上販売に悪戦苦闘。
 そんなデネブをほっといて、ベンチでごろ寝のリーマン。
 なんとリーマンの体調不良は只の二日酔い!
 どんだけ世の中嘗めてんだよこのリーマン。
 すると、そんなダメリーマンにイマジンが憑依!
 しかし完全に居眠りモードに入ったリーマンは、イマジンの存在にも気付かずに、言った台詞が「課長のバカヤロウ」。
 あちゃ〜、課長さんお気の毒様。
 このシーン、寝ているリーマンに合わせてイマジンも横になって浮いているのが、画面的に面白いですね。
 っていうか、気づけデネブ!

 一方、リュウタのお絵かきで足の踏み場もなくなってるデンライナー。
 「婚約者」について聞いてくるリュウタを、刺激しないように上手くはぐらかすウラ。こういう話術は流石です。
 キンも同じ質問をされるも、ウラのサインで立ったまま寝たふり。

「へっ! 『答えは聞いてない』じゃなかったのかよ!」

 誰が上手いこと言えと。
 それにしても、モモとウラ&キンでリュウタの態度違いすぎ。
 「カメちゃん」「クマちゃん」「モモタロス」ですからね。
 しかも声のトーンまで違うし。鈴村さんいい仕事しすぎ。

「モモタロちゃんは、動物じゃないですからね〜」

 なるほど! 確かにリュウタは動物好きですからねぇ……って、動物なら何でもいいんか!

 で、あんまりリュウタがしつこいもんだから、キンタロスがついにブチギレ。
 結婚の何たるかを切々と説いた挙句……

「そりゃあ、女が男に惚れるんは、強いからにきまっとる!」

 あ〜あ、やっちゃいましたよこの人は。
 リュウタのスイッチ入っちゃいました。
 完全に侑斗抹殺モードです。

 そんな危険が迫ってるとも知らない侑斗。
 愛理姉さんに「桜井侑斗」と名乗るも、やはり愛理姉さんは憶えておらず。
 「侑斗」が愛理姉さんに抱いている感情は、「桜井さん」と同じ気持ちなのか、それとも……?

 で、良太郎&ハナ姐さんと入れ違いに、不機嫌な顔で店を出て行く侑斗。
 その直後、良太郎にリュウタが憑依!
 変化する良太郎を必死にごまかすハナ姐さん、もはや完全に女房役ですね。
 ていうか、貴女の野菜ジュースはもっと具合悪くなりますから愛理姉さん!

 結局良太郎の体を奪ったリュウタは、ちゃっかりお姉ちゃんに抱きついてから出撃!
 リュウタロスダンサーズも登場したところでCM!

 CM明けのデンライナーでは、もはやバランスゲーム状態のモモとキン。
 お仕置きするのも男と女を語るのもいいけど、とりあえず片付けろ

 で、侑斗が労働中のデネブを連れて帰ろうと思った矢先。
 リーマンの足元にはイマジンの砂がザラザラ。
 っていうか、「オレの首かかってるからよろしく」って、お前が働けダメリーマン!
 働きたくても働けない人が大勢いるご時勢だってのに……ブツブツ。
 そんなわけで仕方なく、そのままデネブにリーマンを見張らせることに。
 ここで侑斗が言ってる「例のこと」っていうのは、やはり変身回数制限のことでしょうね。

「う〜ん、わからなかったなぁ……」

 デネブ……。
 あんなに一緒だったのに。

 で、そのデネブが気付かなかったトータスイマジンは、じゃぽーね製菓の車の中で課長さんを待ち伏せ。
 なんと二体に分離して課長さんを襲撃!
 それにしてもこの分離体、「ウサギとカメ」ならぬ「ウサギなカメ」ですね。

 その頃、一人歩いている侑斗を、リュウタロスダンサーズが取り囲む!
 そしてもちろんリュウタロス良太郎も登場!
 逃げる侑斗を追いながらガンフォームに変身!

「お前やっつけて強くなるよ。
 いいよね?
 答えは聞かない!!」


 容赦なくデンガッシャーを撃ちまくり、侑斗を追い詰めるリュウタ。
 ハナ姐さんが制止に入るも、聞く耳持つはずがありません。

 できることなら変身カードを消費したくない侑斗。
 しかし、侑斗をかばったハナ姐さんが、流れ弾を喰らって足を痛めてしまう!
 ……って、リュウタの弾喰らって足を痛めただけですか!?
 リュウタよ、お前より強い奴は侑斗ではない。ハナ姐さんだ。

 とにかく、このままでは埒が明かないので、やむなく侑斗もアルタイルフォームに変身!

「最初に言っとくぞ!
 俺はお前より確実に強い!!」


 リュウタの弾丸をゼロガッシャーで弾き返し、リュウタの銃を弾き飛ばす!
 しかしリュウタも踊るように体制を建て直し、飛ばされた銃を見事にキャッチ!
 交差する刃と弾丸。その結果は……?

 って、リュウタがシリアスやってるその一方、3タロスはデンライナーでバランスゲーム。

 「何か有ったらやばい事になるのは良太郎だぞ!」と、やっぱりモモは良太郎思い。
 けどさ、「耐えろカメ!」とか言ってる間に床の絵を片付けろ。

 その頃、侑斗のピンチに着ぐるみのまま疾走するデネブ。
 やっぱりコイツも侑斗思い。
 しかしその絵面はシュールすぎです。

 シュールといえば、寝ているところをイマジンにたたき起こされるという、リーマンのシチュエーションもかなりシュール。

 で、ゼロノスvs電王は、といいますと。
 「やっぱり僕のほうが強いよ」と、ノリノリで撃ちまくるリュウタ。
 しかし侑斗もリュウタの銃撃をかわしつつ、ボウガンモードで反撃!

 するとリュウタは指パッチンでマシンデンバードを召喚!
 踊るように跨ると、さながら騎兵隊の如く侑斗を追い詰める!

 しかし今度は、侑斗がマシンゼロホーンを駆り、コンクリート壁をぶち抜いて登場!

 2台のスーパーマシンがついに激突!
 果たして、勝つのはどっちだ!?
 っていいところで次回に続く!


 というわけで、平成ライダーではもはや恒例となりました、ライダーバトル勃発の21話。
 ガンフォームとアルタイルフォームのバトルアクションは、かなり見ごたえがありました。
 しかも、今回はバイクアクションでのバトルも有り!

 そう言えば、ライダーでCG無しのまともなバイクアクションを観たのはすごく久しぶりな気がするのですが、気のせいでしょうか?

 そして次回、バトルの決着が気になるところですが、ほったらかしのイマジンのことも忘れずに。

 次回、第22話「ハナせない未来」

 デンライナーに乗り遅れるな!

▼記事に満足したらここをクリック▼
ブログランキング [ランキングオンライン]
人気blogランキングへ



・他の「仮面ライダー電王」関連商品をamazonで見る
・他の「仮面ライダー電王」関連商品を楽天で見る

<<「仮面ライダー電王」各話レビュー目次を見る>>
人気blogランキング
posted by ジョン=ガラ at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日 1巻

 今回はこちらのコミックをご紹介。

ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日 1 (1)
ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日 1 (1)横山 光輝 今川 泰宏 戸田 泰成

秋田書店 2007-03-20
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
star絵に好き嫌いが左右される…?
star気持ち悪〜い!
starあの今川監督がGRに帰って来た!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「ジャイアントロボ
 地球の燃え尽きる日」
1巻


目次
初出:月刊チャンピオンRED
2006年10月号〜2007年3月号

第1話
 誕生編1・帰ってきた少年

第2話
 誕生編2・重撃!九大天王

第3話
 誕生編3・戦え!ジャイアントロボ

第4話
 誕生編4・破滅への輝き

第5話
 誕生編5・復活のBF団

第0話
 プロローグ

誰もが待ち望んだ
超ロボット伝説、ついに開幕!

 地上最強のロボット、その名はジャイアントロボ!
 それを操る少年・草間大作に襲いかかる謎の組織・BF団!
 さらに、大作少年の抹殺を目論む国際警察連合・九大天王!


「ロボが大作が帰って来た!
 今川流名調子大活劇ッ!
 期待せずにいられません!!」
―山口勝平


 というわけで。
 原作:故・横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:戸田泰成の強力コラボレーションで贈る、超ロボット伝説・新章の第1巻でございます。

 登場するキャラクターは、おおむねあの名作OVA「ジャイアントロボ〜地球が静止する日」に準じてます。
 ですから当然、あの名物キャラ「幻惑のセルバンテス」や、「衝撃のアルベルト」も大活躍!

 しかしストーリーはOVA版と完全にパラレルになってますので、OVA版を観た方も新たな気持ちで楽しめます。

 世界を燃やし尽くす力を秘めた最強のロボット「ジャイアントロボ」!
 そのジャイアントロボを動かすことの出来る唯一の人間「草間大作」!
 世界の命運を握るロボと大作の力をめぐり、秘密結社BF団・十傑集と、国際警察連合・九大天王、そして村雨一家が三つ巴の大激突!

 「スーパー横山大戦」とでも言うべき名キャラクター達の競演と、全ページがクライマックスとでも言うべきハイテンションな演出、そして先の読めないストーリー展開は、まさに今川監督の真骨頂!

 更に、その「重さ」と「迫力」に定評のある戸田先生の画面からは、冷たい鋼のぶつかり合う音、そして吹き上がる炎の熱さと眩しさすら感じます。

 全てのコマから迸る熱気に、火傷しそうなこの作品。
 紙のコミックスなのに、手に取ると鋼のようにずっしり重く感じる一冊です。

▼記事に満足したらここをクリック▼
ブログランキング [ランキングオンライン]
人気blogランキングへ



・「ジャイアントロボ」関連商品をAmazonで見る 人気blogランキング
posted by ジョン=ガラ at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー電王
第20話「最初に言っておく」

<<「仮面ライダー電王」各話レビュー目次を見る>>


 時の中を疾走するゼロライナー
 その車内では侑斗が食事中。
 おお、なかなか立派な和定食じゃないですか。
 しかもデネブキャンディーつきでお子様も大喜び!
 やはりデネブは只者ではありません。

 そのデネブですが、侑斗にかいがいしくお茶を淹れながらため息一つ。
 侑斗の言動をとがめ、友達が出来ないことを心配するデネブと、それに反発する侑斗。

「ったく!
 何で野上みたいな奴が電王やってんだ!」


 傍から見ると反抗期っぽい侑斗の言動ですが、これは恐らく余裕の無さから来るものだと思うのですよ。
 裏を返せば、侑斗は良太郎よりシビアな状況で動いているように思います。
 果たして、侑斗の目的とは一体……?

 OP明け、ゼロライナーについて語るオーナー。
 とりあえずオーナーの話を整理すると以下の通り。

・ゼロライナーはデンライナーと別の路線を走る列車。
・侑斗もまた、時の運行を守る立場にある。


 ただ一つ気になるのは、ゼロライナーには客車が無いということ。
 つまり、少なくとも今のゼロライナーは、時間旅行客の為に走っているわけではないということですね。
 となると、やはり何か特別な目的の為に動いていると考えた方が良さそうですが……。

 さて、停車したデンライナーから良太郎とハナ姐さんが降りようとしたそのとき。
 なんと、侑斗とデネブがデンライナーに乗り込んできた!
 果たしてその目的は……?

 その頃、先の戦闘で傷ついたジェリーイマジンは、粘液を垂れ流しながら再び暗躍し……。

 良太郎に話があるといって、デンライナーに乗り込んできた侑斗。
 その横で、皆にデネブキャンディーを配るデネブ。
 いい人だ! なんていい人だ!
 料理は上手いし気は利くし、これで可愛い女の子だったら理想の嫁さんなんだがなぁ!

 で、話がややこしくなるので追い出されたデネブ、そしてキンとモモ。
 っていうかモモ、「あめちゃん」て!
 実は関西の人ですか?

 一方、ジェリーイマジンは小学校の校庭でタイムカプセルを掘り出す卒業生達に狙いを定め……。

 侑斗は良太郎に、いい人ぶって時の運行と関係なく動くなと改めて念押し。
 確かに良太郎は過去に何度か、事件に巻き込まれた人の為にちょっとルールを逸脱したりしてますからね。
 口は悪いですが、侑斗の言うことにも一理はあります。

 更に良太郎の弱さと運の悪さにも言及。
 良太郎がもっと強ければって言うのは、確かにその通りかもしれませんが、ただこればっかりは結果論ですからねぇ。
 良太郎が特異点なのは、良太郎の責任ではないわけだし。
 「たられば」でものを言っても、実際どうにもならないわけで。
 いずれにせよ、ハナ姐さんにまで「がっかりしたんじゃないか」なんて悪態をついていい理由にはなりませんね。

 ここまで侑斗が良太郎にとやかく言って来るというのは、裏を返せば良太郎の存在が侑斗の目的に、とても大きな影響を与えるからかもしれません。
 適当にイマジンを倒して時の運行を守ってくれる分にはいいけど、想定外の行動をされると侑斗にとっては非常に困る、と。
 今侑斗は、それだけ特殊な状況に置かれているのではないかと思うのです。
 そして、それを裏付けるようなオーナーの台詞。

「ゼロライナーは、ある消えた時間と共に
 消滅したと思っていたんですけどねぇ……」


 「消えた時間!?」
 このキーワードにハナ姐さんが食いつくのは当然。
 何しろ彼女は「消えた時間」出身の特異点ですからね。
 しかし……。

「俺は列車を預かっただけ。
 あることの為に」


 だからその「あること」について言えっつうの!
 まあとりあえず、

・ある目的を持って、侑斗にゼロライナーを預けた何者かが存在する。

 ってことだけはハッキリしましたね。
 侑斗に列車を与えた「何者か」。
 イマジンに指令を出し続ける「何者か」。
 そう考えると、電王も侑斗もイマジンも、「何者か」たちの手駒に過ぎないということか?
 この戦いの奥に秘められた闇は、まだまだ深そうです。

 さて一方、無事タイムカプセルを掘り出した卒業生達をローションプレイジェリーイマジンがついに襲撃!

 同じ頃、デンライナーのデッキでは、デネブとモモ、キンがイマジントーク。
 「オデブ」ってモモ、横文字弱すぎ。
 でもってデネブは侑斗好き過ぎいい人過ぎ。

 まあ、憑依イマジンならではの苦労もあるでしょうし、ここまでは普通の世間話ってことでよかったんですが、問題は侑斗とデネブが帰った後。

「カメちゃん、
 あいつ良太郎じゃないのに、
 お姉ちゃんの匂いがしたよ。
 ……ヤッていい?」


 さあ、危険なフラグが立ってしまいました。
 にしても、このリュウタの感じた「お姉ちゃんの匂い」というのが、単に前回侑斗がミルクディッパーに行ったことを指しているのか、それとも愛理姉さんの婚約者、「桜井侑斗」という存在の根幹に起因するものなのか、ちょっと気になります。

 まあそれはともかく、リュウタを諌めるウラはやっぱ大人ですね。
 実はウラって、4タロスの中では一番常識人だと思うのですよ。
 ……嘘つかなくて女癖が悪くなければ。

 ゼロライナーが走り去った後。
 ナオミ嬢のコーヒーを奪い合ったり、いつもの賑やかなデンライナー。
 しかし、ハナ姐さんと良太郎の表情は重く……。

 ゼロライナーでは、良太郎に厳しく言い過ぎて動かなくなることを心配するデネブと侑斗。
 とりあえず、イマジン退治は侑斗にとっても最優先事項ということですね。
 でも、そんな心配するぐらいだったら、ちゃんと説明すればいいのに。
 やはり、何か言えない事情があるのかも知れませんね。
 ……いや、番組の都合とかそういうのじゃなくて。
 とにかく、念のため侑斗もイマジン事件解決に乗り出すことに。

 で、池ノ上第一病院に入院中しているジェリーイマジンの契約者・天野を訪ねる侑斗。
 天野の望みは、一年前に婚約者の遥香が埋めたタイムカプセルを探し出すこと。
 結婚の為にボクシングを捨てた天野と、遥香の身に何があったのか。
 そして……。

「今日、二度もこの話をするなんてな」
「二度?」


 侑斗の視線の先には、屋上から天野を見張る良太郎の姿が!
 良太郎はへこんでなどいなかった! さすが主人公!

 そんな良太郎と侑斗の目の前で、ジェリーイマジンが天野を拉致!
 遥香の形見になってしまったタイムカプセルを、どうしても見つけたいと願う天野の思いを胸に秘め、良太郎はソードフォームに変身してイマジンを追う!
 っていうか、のんきにコーヒー飲んでる場合じゃ無いよモモ!

 CM明け、やっぱり他人のタイムカプセルを掘らされる天野。
 しかし、そのことで遥香のタイムカプセルをより強く思い出し、結果的に過去と繋がった天野を通じて、ジェリーイマジンは過去へ。
 駆けつけたモモ&良太郎も、デンライナーで過去へ飛ぶ!

 2006年3月12日。
 今まさに遥香がタイムカプセルを埋めたそのとき、天野の体からジェリーイマジンが出現!

 駆けつけたモモと良太郎が目にしたのは、逃走するイマジンと、折り重なるように倒れる天野と遥香。
 すると良太郎は一時的に変身を解き、根元にタイムカプセルの埋まった二又の木を見上げ……。

 ジェリーイマジンは、草原でレジャーを楽しむ人々を無差別に襲撃!
 再びソードフォームとなって駆けつけた良太郎の眼前には、襲撃による無残な光景と……桜井さんの姿!
 しかし、桜井さんに気を取られた隙に、ジェリーイマジンの強力な電撃!

 だがそのとき、痺れて動けない良太郎の前に現れた侑斗!
 侑斗はベルトを装着し、腰からカードを一枚手に取る!

「全く、こんなところで一枚使わされるなんて、ホント迷惑。
 変身!


 カードをベルトに装着すると、光り輝くAの文字!

「Altair Form」

 緑の装甲と牛型の電仮面を装着!
 大木を引き裂く稲妻と共に、
 ゼロノス・アルタイルフォームに変身!

 突っかかるモモを放り捨て、ゼロガッシャーをサーベルモードに連結!

「最初に言っておく。
 俺はかーなーり強い!」


 その言葉通り、侑斗はイマジンの触手を軽々とかわし、ゼロガッシャーで斬り飛ばす!
 更に、よけるのもめんどくさいとデネブを召喚!
 デネブに触手を捕まえさせ、その間にイマジンを後ろから斬りまくる! まさに外道!
 この、目的の為なら手段を選ばない闘い方も、侑斗らしいですね。

 しかし、らしいといえばデネブも負けていません。
 「この闘い方は卑怯すぎる」と、触手を離してしまうデネブ。
 侑斗と話すのにいちいち正座するのとか、コイツもとんでもない萌えキャラです!

「……じゃあお前やれ」
「了解!」


 ベルトのモードを切り替え、カードを裏返して装着!

「Vega Form」

 ベルトに輝くVの文字!
 侑斗の体にデネブが合体!
 回るドリルが電仮面に展開して、
 ゼロノス・ベガフォームに変身!

 え〜と、「列車」「開くドリル」ってことはアレですか?
「定刻通りに只今到着!」ですか!?

 っていうか、そもそもなぜベガフォームの電仮面が「ドリル」?
 アルタイル=牽牛星=牛っていうのは分かるんですけど、琴座のベガとドリルは結びつかないだろ。
 それとも、白鳥座の「デネブ」と合わせて、冬の大三角=三角形=ドリル?
 まあ、星もドリルもロマンだからよしとしましょうか。

 ベガフォームがゼロガッシャーを一振りするだけで、地面は剣圧で陥没し、激しい風が吹き荒れる!
 デネブと一体化したその力は、アルタイルフォーム以上か!?

「最初に言っておく」

「お前もかよ!」

「胸の顔は、飾りだ!!」

「はあ!?」

 ……ジェリーイマジンの叫びが、全視聴者の心を代弁しております。
 「騙したら悪いから」とか、「さっきの攻撃は悪かった」とか、変身しても相変わらずのデネブっぷり。

 しかし、その強さは本物!
 イマジンの攻撃をものともせず、肩のキャノンでイマジンの触手を粉砕!
 そしてゼロガッシャーをボウガンモードに連結!
 ベルトのカードにフルチャージ!
 チャージしたカードをゼロガッシャーにセット!
 放たれた光の矢が、イマジンをVの字に引き裂く!
 これぞ、必殺グランドストライク

 闘い終えてカードを引き抜くと、何とカードはそのまま消滅!
 つまりゼロノスの変身カードは消耗品!
 この「変身回数に限りがある」というのが、侑斗に余裕が無い理由の一つですね。

 変身を解いた途端、ダメージでがっくりと膝を突く良太郎。
 そんな良太郎に侑斗は、「行き当たりばったりでいい人やるな」と忠告。しかし。

「やらなきゃいけないと思ったらやるよ。
 ……これからも。
 人助けとかそんなんじゃなくて、
 出来る事があったらやるだけなんだ。
 僕が電王になった時みたいに」

「弱かったり、運が悪かったり、
 何も知らないとしても、
 それは何もやらないことの言い訳にならない。
 僕の知ってる『桜井さん』が言ってた。
 桜井さんが生きているなら、僕は必ず連れ戻すよ」


 まさに至言!!
 往々にして人は、心が弱くなるとつい、「やらない理由」を求めてしまう生き物。
 しかし良太郎は、たとえ力が弱くとも、たとえ運が悪くても、その魂は誰よりも強い!
 まさしく、ヒーローとなる為に生まれた男です。
 そんな良太郎に、侑斗は何も言えず……。

 夕暮れ時。
 二又の木の下を、一心に掘り続ける良太郎。
 その木の幹には、良太郎が過去で目印に巻きつけたハンカチ。
 人の為にこういう機転を利かせられるのが、良太郎のいいところ。
 そして、突然現れたハナ姐さんもカプセル探しに協力。
 やっぱハナ姐さんもいい女です。

 そして見つけたタイムカプセル。
 天野が開けてみると、そこには一年前に捨てたはずのグローブが!
 自分と結婚する為に捨てた夢を、遥香はもう一度天野に追いかけて欲しかったんですね。
 毎度のことだけど、ええ話や!!
 こういう最後にホロリとさせる話が、まさに小林脚本の真骨頂!

 泥だらけの顔で天野の病室を見守る、ハナ姐さんと良太郎。

「私はね、良太郎が電王でよかったと思ってるよ。
 本当にそう思う」
「……ありがとう」


 このときは、泥だらけの二人の顔が本当に美しく見えましたね。
 まさに、この物語のヒーローとヒロインにふさわしい二人です。

 一方ゼロライナーでは、良太郎の言葉にいらだつ侑斗がデネブに八つ当たり。
 やっぱ良太郎と比べると、実力は上でも精神的に未成熟なのは否めませんね。
 いい奴だけどなんかズレてるデネブと二人。
 凸凹コンビを乗せたまま、ゼロライナーはどこへ行く……?


 というわけで、ついに新ライダー・ゼロノス登場の第20話。
 大口叩くだけあって、その強さはかなりのものでした。
 
 また、侑斗とデネブの個性的なキャラクターもさることながら、侑斗とのやり取りを通じて良太郎自身の強さ、カッコよさが改めて浮き彫りになった回でもありました。

 多くの謎を秘めた新たなライダーを加え、物語はいかなる方向へ向かうのか。ますます目が離せません。

 さて、次回はリュウタがゼロノスと激突!
 果たしてその勝負の行方は?

 次回、第21話「ケンカのリュウ儀」

 デンライナーに乗り遅れるな!

▼記事に満足したらここをクリック▼
ブログランキング [ランキングオンライン]
人気blogランキングへ



・他の「仮面ライダー電王」関連商品をamazonで見る
・他の「仮面ライダー電王」関連商品を楽天で見る

<<「仮面ライダー電王」各話レビュー目次を見る>> 人気blogランキング
posted by ジョン=ガラ at 00:32 | Comment(2) | TrackBack(1) | 特撮 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月12日

仮面ライダー電王
第19話「その男、ゼロのスタート」

<<「仮面ライダー電王」各話レビュー目次を見る>>


 さて、前回突如現れた、謎の青年「桜井侑斗」
 演じているのは「響鬼」でもお馴染みの中村優一さん。
 果たして今回は、どんな風にライダーワールドを彩るのか?

 それはそうと、ややこしいので当ブログでは以後、懐中時計の男の方は「桜井さん」謎の青年の方は「侑斗」と表記します。

 で、当然桜井さんとの関係を問いただす良太郎。
 しかし、まともに応えてくれない侑斗。
 とりあえずここの会話を整理すると、

・「桜井さん」と「侑斗」は同一人物(自称)。
・過去の「桜井さん」に深く関わると、時の運行が乱れる。


 まあ、出てきたばかりで深いところまで分かるはずも無いのですが、一応頭に入れておきましょう。

 良太郎を冷たく突き放し、一人歩く侑斗。
 ふと足を止め、良太郎の驚きぶりに思い出し笑い。なかなかいい製革してます。
 すると、そんな侑斗の意地悪を嗜める内からの声。

「友達になりたいならちゃんと……」
「誰がだ!」


 自分の頬を殴って中の人に突っ込みを入れ、再び歩き出す侑斗。
 しかし、数歩歩いて頬の痛みにうずくまるとか、コイツかっこつけてるようで結構アホ?
 そんな侑斗を気遣うように、憑依イマジン「デネブ」が実体化!
 宿主と違って、こいつは結構善人のようです。
 しかも、勢いあまって侑斗の服を破いちゃうとか、ドジッコ属性装備!
 なんて言ってたら、いきなり路上でプロレス開始?
 っていうか、これ以上お笑い担当が増えてどうする!

 OP明けのデンライナーでは、良太郎がオーナーに直談判。
 過去の桜井さんを連れ戻したい良太郎ですが、チケットが無い限り過去に降りることは出来ません。まあ、ルールはルールですからね。

 ルールといえば、プリンの旗は他人が倒してもアウトなのね。
 流石オーナー、他人にも自分にも厳格です。
 そんな厳格なオーナーですから、モモタロスが文句を言っても、取り合うはずもありません。

 にしても、オーナーに怒られてクッション構えるモモは可愛いなあ!

「ゴメンねオッサン!
 ゴメンねえええぇぇぇ!」


 って、何故エコー!?
 何故といえば、リュウタの手品も何故?

 そんな愉快な食堂車ですが、良太郎は流石に愉快とはいきません。
 桜井さんの行方もさることながら、ウラが言う「ステキな性格」の侑斗が、桜井さんと同一人物とは認めたくない良太郎。

 天文学者で、星と愛理姉さんのコーヒーが大好きで優しかった人。
 良太郎と愛理姉さんにとって、家族同然だった人。
 確かに、侑斗のキャラクターとは似つかない感じです。
 にしても、X'masツリーの下敷きになるとか、回想でも良太郎の不運は相変わらずですね。

 そんな桜井さんの影響で、お店を星の本専門にした愛理姉さん。
 望遠鏡を眺め、静かに佇む姿が相変わらずお美しい。
 しかし、その瞳に映る望遠鏡の思い出は、今の愛理姉さんにはありません。
 っていうか、三浦と尾崎空気読め。

 その頃、デネブに破かれた服の代わりを試着する侑斗。
 と思ったら、服の代金をめぐって試着室の中でデネブと取っ組み合い。
 デネブが財布握ってるとか、なんか妙な関係ですねこの二人。

 で、ちょっと気になるのはこのデネブの財布の仕組み。
 わざわざデネブを呼ばないといけないことから、侑斗のポケットには無いことは明らか。
 そうなると、デネブが実体化すると同時にお金も実体化してることになりますが、だとするとデネブが消えているとき現金はどのような状態になっているのか?
 そもそも、それ以前にこいつらの収入源は何なのか?
 更に謎が増えるばかりです。

 で、いよいよ今回の本題。
 ショッピングセンターの建設予定地から、浮かない顔で出てきた男性。
 林の中に何か大事なものが有るのか、とても諦め切れない様子。
 すると、そんな彼にイマジンが憑依!
 その声を演じているのはあの中尾隆聖氏!
 フリーザ様バイキンマンの人と言えば、声優さんに疎い方でもピンと来るのではないでしょうか。

 その頃、ミルクディッパーを訪れた一人の客。
 出迎える愛理姉さんの視線の先にいるのは……侑斗!
 出会ってしまった二人、果たして!?

 ところ変わって、親子連れで賑わう公園。
 砂場にタイムカプセルを埋める小さな女の子と母親。
 とりあえず、みんなが掘り返して遊ぶ砂場に埋めるのは、ちょっとどうかと思います。お母さんもうちょっと考えてあげてください。

 すると、その親子に突如襲い掛かるジェリーイマジン
 イマジン視点の画面効果がちょっと面白いですね。いかにもジェリー状って感じで。
 そういえば、この日は30分前もクラゲだったんだよなぁ。

 一方、少し落ち着かない様子で店内を見渡す侑斗。
 視線の先の望遠鏡は、やはり侑斗が知っているものなのか?
 で、そんな侑斗より落ち着きの無い尾崎は、映画のチケットを手に愛理姉さんにアタック。
 っていうか、インテリゾンビvsクローン人間て! どんだけB級?
 しかも姉さん結構好きなんかい!
 三浦のツッコミ&変わり身の早さもいい味出してますが、やはり姉さんの電波っぷりにはかないません。
 そして、相変わらず忘れ物扱いの、プレゼントの山。

「……結構楽しくやってんじゃん」

 この侑斗の口ぶりからすると、侑斗が愛理姉さんのことを知っていることは確実。まあ、でなきゃ店にくることもないわけですが。
 ただ、知っているといってもそれが「記憶」なのか「情報」なのかで、内容はかなり変わってきますね。
 仮に「記憶」だとすると、気になるのが「記憶」の出所。
 「桜井さん」が「侑斗」ぐらいの年から愛理姉さんを知っていたのか。
 今の「侑斗」が、愛理姉さんと付き合っていた「桜井さん」の記憶を持っているのか。
 そもそも「桜井さん」と「侑斗」は本当に同一人物なのか。
 真相は未だ、コーヒーより黒い闇の中。

 そんな侑斗にコーヒーを出す愛理姉さん。
 見詰め合う二人。

「あの……どこかで……?」
「…………」
「……良太郎のお友達?」


 はいはい、お約束お約束。
 流石愛理姉さん、こういうところは外しませんね。
 で、機嫌を損ねてコーヒーを口にする侑斗ですが、その苦さに悶絶。
 その上、愛理姉さんの制止も聞かずに大量の砂糖をぶち込んで自爆。
 こっそり尾崎のコーヒーに砂糖をぶち込む三浦と合わせて、大笑いしたところでCM……に行く前に、一言だけいいですか?

「異議あり!」
 今の侑斗のコーヒーの飲み方は、「桜井さんは姉さんのコーヒーが大好きだった」という良太郎の証言と矛盾しています!
 この点から見ても、やはり「桜井さん」と「侑斗」の関係は、一筋縄ではいかないもののような気がしますよ。

 CM明け、デンライナーを降りてハナ姐さんと歩く良太郎。
 桜井さんを連れ戻すことを諦めない。
 でも、愛理姉さんを巻き込みたくないから、思い出してもらうのは後で。
 本当に、姉さん思いの良く出来た弟です。

 その良太郎の前に、再び現れた侑斗。
 そして……侑斗にコーヒーのお釣りを届けに来た愛理姉さん!
 やはり、あのクシャクシャの千円札は、トイレかどこかでデネブに出してもらったんでしょうか?
 いや、問題はそこではなくて。

 愛理姉さんを巻き込みたくないと言ってるそばから鉢合わせ!
 慌てる良太郎にあてつけるかのように、名乗ろうとする侑斗。
 空気を読んで愛理姉さんを連れ出すハナ姐さんは、やっぱり良く出来た女性です。

 それにしても、やはり侑斗の言動はいちいち気になりますね。
 いや、意地が悪いとかそういうことではなくて。
 例えば、過去にいる「桜井さん」を「アイツ」と呼んでいるところとか。
 本当に同一人物なら「俺」とか言いそうなものですけど。

 それと、良太郎はともかく愛理姉さんまで「おめでたい」と侮辱するような発言を平気でするあたりも気になります。
 ここでの口ぶりからすると、どうも良太郎や愛理姉さんのことは、「桜井さん」としての「思い出」ではなく単なる「情報」として把握しているような印象。
 冒頭の良太郎とのファーストコンタクトでも、良太郎をうろ覚えな感じのフルネームで呼んでましたしね。

 さらに私見を述べるならば、どうも侑斗の言動は、良太郎や「桜井さん」へのあてつけっぽい印象があるのですが……。

 とにかく、このこの侑斗の言動には、流石の良太郎もご立腹。
 それに同調するように、モモタロス憑依!
 デネブの臭いを察知していたモモタロスは侑斗を挑発。
 それに乗る形で、侑斗もデネブを憑依させる!
 モモタロスはヤル気マンマン!
 まさに一触即発……!

「いや、謝る!」

 あっけに取られるモモタロスに、「侑斗と仲良くしてくれ」とデネブキャンディーを配るデネブ。
 その包み紙は自作ですか?
 っていうか、商品化してくれませんかバンダイキャンディトイ事業部さん!

 で、デネブのあまりのズレっぷりに怒って、体から追い出す侑斗。
 出てきたデネブは完全体。
 と言うことは、良太郎とモモが言う通り、

・侑斗とデネブは既に何らかの契約をしている。

 と言うことになるわけですが、当然今は謎のまま。

 そんなわけで、なんかもうグダグダのまま、捨て台詞を残してデネブと共に去る侑斗。
 そして、呆れるモモタロスの元へ、ハナ姐さんから事件の知らせが!

 事件の現場である公園で、契約者の天野に砂場を掘れと共用するジェリーイマジン。
 「タイムカプセルを掘り出したい」というのが天野の望みですが、当然誰のでもいいって訳には行きません。
 しかし、ジェリーイマジンはそんなのお構いなし!
 さっさと掘って契約を完了させろと、触手を鞭のように操って天野を責め立てる! まさに外道!

 痛みの中で思い出す記憶。
 微笑みながら、木の根元にタイムカプセルを埋める女性。
 その彼女=遥香が埋めたタイムカプセルを見つけるのが、天野の本当の願い。
 先に出てきた、ショッピングセンター建設予定地のどこかに埋まっているということですね。

 イマジンが更に天野を打ち据えようとしたそのとき、我らがモモタロス颯爽と登場!

「よう、穴掘りごっこより、俺と遊ばねえか?」

 イマジンの鞭をかわして、ソードフォームに変身!

「俺、参上!」

 過去へ跳ぶ為なら契約者を傷つけることもいとわないジェリーイマジンに、モモの怒りは爆発寸前!

「テメエには特に前フリはねえ。
 最初から最後まで……」


 ビシッ!!

あ痛っ!
 馬鹿野郎! 今大事なとこ喋ってんだよ!!」


「俺も前フリは嫌いなんだよ。
 さっさと始めろ!」


 これはひどい!
 モモの大事な台詞を邪魔するなんて、何と言う鬼畜!

 カッコいいところを邪魔されて、怒りに燃えるモモタロス。
 デンガッシャーで切りかかるも、敵の触手が邪魔をして、なかなか間合いに入れない!
 その上、逆に敵の触手に絡め取られ、クラゲ怪人お約束の電撃!

 痺れてまともに動けないモモタロスは、良太郎のアドバイスで建物の中へ。
 ここなら障害物で敵の触手が届かない! 良太郎ナイスアシスト!
 業を煮やしたジェリーイマジンは、複数の触手を束ねて障害物を突き破る強力攻撃!
 しかしモモは、束ねた触手を踏み台にして、一気に敵の懐に!
 いままでのお返しとばかりに、斬って斬って斬りまくる!!
 流石のジェリーイマジンも、これには堪らず液化して退散。
 って、お前はバイオライダーか!!

 天野を助けた良太郎の前に、再び現れた侑斗。
 やはり物言いがいちいちあてつけがましいですね。
 そのくせ、良太郎の問いには一切答える気ナッシング。
 確かにこれでは、デネブの言う通り友達は出来ません。

「どうしても納得できないなら
 イマジンが跳んでも追うな。
 俺がやる!!」


 侑斗の声に呼応するように、突如現れた黒い列車!

「野上、時の運行を守るって言うのは
 人助けとは違うんだ。
 中途半端に時間の中をウロウロすんな。
 いいな」


 そう言い残し、黒い列車で時の中に消える侑斗。
 そして、侑斗を乗せた列車は己の姿を誇示するかのように、デンライナーと並走!
 突然の事態に大騒ぎするデンライナーの面々。
 とりあえずリュウタよ、モモの頭をペシペシ叩くのはやめなさい。

「……ゼロライナー

 オーナーだけは知っていた、黒い列車の名前。
 イマジンと契約し、時の列車を駆る侑斗。
 その正体は? そして目的は?
 謎が謎を呼ぶまま次回に続く!


 というわけで、侑斗&デネブ、そしてゼロライナーも登場し、新たな展開を見せる19話。
 一見クールなシリアスキャラかと思いきや、デネブとのやり取りはどこか間が抜けていて、コミカルなシーンもキッチリはまるあたりが、電王らしいキャラ付けです。

 そんな濃いキャラの濃いドラマの中にあっても、ジェリーイマジンがその存在感を失わないのは、やはり中尾さんの名演技あればこそ。
 タイムカプセルをめぐる物語も、胸に染み入ります。

 そして、次回はついに新ライダー登場!

 次回、第20話「最初に言っておく」

 デンライナーに乗り遅れるな!

▼記事に満足したらここをクリック▼
ブログランキング [ランキングオンライン]
人気blogランキングへ



・他の「仮面ライダー電王」関連商品をamazonで見る
・他の「仮面ライダー電王」関連商品を楽天で見る

<<「仮面ライダー電王」各話レビュー目次を見る>> 人気blogランキング
posted by ジョン=ガラ at 02:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | 特撮 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

さよなら絶望先生 第八集

 今回はこちらのコミックをご紹介。

さよなら絶望先生 第8集 (8)
さよなら絶望先生 第8集 (8)久米田 康治

講談社 2007-04-17
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starアニメ化!?
star前作よりレベルが高い 祝!アニメ化
starまさか・・・!?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「さよなら絶望先生」第八集

目次
<掲載 2006年発行 週刊少年マガジン第48号から
 2007年発行 第8号まで(51号休載)>

第七十一話 義務と兵隊
 (勝手に義務が増えていく話)

第七十二話 数と共に去りぬ
 (いろいろとポータビリティされる話)

第七十三話 七五三四郎
 (ダメ通過儀礼の話)

第七十四話 十七歳ね
      自分のシワをつかんで見たくない?
 (色々と年を忘れる話)

第七十五話 風邪の又三郎
 (色々と伝染する病の話)

第七十六話 天平のいらね
 (いらないと言いたい話)

第七十七話 亀(き)の詐欺にて
 (大人だましの話)

第七十八話 或る女 役
 (他人のドラマに巻き込まれる話)

第七十九話 碁石を飲んだ赤ちゃん
 (緊急連絡網の話)

第八十話  狭くない門
 (倍率一倍以下の話)

巻末付録
 今回の告訴
 絶望学級通信第七号
 紙ブログ
 全てが痛いセルフアニメ

―絶望文学集― 24のhitomi

 ついに! まさかの?
 TVアニメ化!


 というわけで、先日本当にアニメも始まった、絶望先生の第八集でございます。
 ええ、もうすぐ新刊が出るのでその前にやっておかないと。

 紙面に所狭しと詰め込まれた高密度なネタと、ブラックなユーモアで世相を切りまくる久米田節は健在!

 前回も言いましたが、まめに新聞やニュースをチェックしている方なら、きっとツボにはまるネタがあるはずです。
 例えば、七十四話に某女性アイドルの喫煙騒動(一回目)のネタがあるのですが、まさか単行本で読み返すタイミングで再びタイムリーなネタになるとは思いませんでしたよ。

 ポロロッカ現象じゃないですけど、いっそのこと絶望先生から入って世間のニュースに目を向けるってのも、一つの方法かも知れませんね。ただし自己責任で。

 ちなみに、この本の巻末に収録された久米田先生自身によるセルフアニメが、アニメの第一話で実際に動いておりますので、比較してみるのも面白いと思います。

 これを機に、アニメの予習もかねて既刊に目を通してみるのも良いのではないでしょうか。

▼記事に満足したらここをクリック▼
ブログランキング [ランキングオンライン]
人気blogランキングへ



・「さよなら絶望先生」関連商品をAmazonで見る
・久米田康治作品をAmazonで見る 人気blogランキング
posted by ジョン=ガラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | コミック edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

仮面ライダー電王 各話レビュー目次


 第1話 「俺、参上!」

 第2話「ライド・オン・タイム」

 第3話「アウトロー・モモタロー」

 第4話「鬼は外! 僕はマジ」

 第5話「僕に釣られてみる?」

 第6話「サギ師の品格」

 第7話「ジェラシー・ボンバー」

 第8話「哀メロディ・愛メモリー」

 第9話「俺の強さにお前が泣いた」

 第10話「ハナに嵐の特異点」

 第11話「暴走・妄想・カスミ草」

 第12話「走れタロス!」

 第13話「いい?答えは聞いてない」

 第14話「ダンス・ウィズ・ドラゴン」

 第15話「銭湯(バス)ジャック・パニック」

 第16話「幸福の星、降伏の犯人(ホシ)」

 第17話「あの人は今!も過去?」

 第18話「時計じかけの婚約者(フィアンセ)」

 第19話「その男、ゼロのスタート」

 第20話「最初に言っておく」

 第21話「ケンカのリュウ儀」



・「仮面ライダー電王」関連商品をamazonで見る
・「仮面ライダー電王」関連商品を楽天で見る
人気blogランキング
posted by ジョン=ガラ at 16:55 | レビュー目次 edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
<<TOPへ戻る>>
COPYRIGHT © ジョン=ガラ ALL RIGHTS RESERVED.
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。